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わたしとワルツを

まこ美奈で一つ。
でも美奈レイ(もしくは美奈亜美でも)前提となっています。







ワンツースリー。
ワンツースリー。
ワンツー、あれ?

あぁ、またこけちゃったよ。
あれじゃ、確実にパートナーの足踏むな……。

「あーもう!ワケ分かんないわ!」

それでも、最初からまたステップを刻む。

ワンツースリー。
ワンツースリー。

同じところでまた失敗。
さっきから、10回くらい繰り返してるけど。

「美奈。テストでもあんの?」

火川神社の境内で、ワルツを踊る少女。
絵になるんだか、ならないんだか。
ちなみに、この神社の主人は私たちに留守を預けて出かけてしまった。
奇妙な空間はそこから作られているわけで。
最近じゃ、体育の時間にダンスやったりすることもあるし。

「まーね。この際、踊れるようになってみたいじゃない」

基本的に体育の成績は良い方である美奈が、唯一苦手とするのがダンス。
だから尚更真剣になるんだろうか。
最初から見てるけど、この集中力は凄まじいものがある。

ワンツースリー。
ワンツースリー。

そして、こける。
あぁ、そうじゃないってば。
見てられないな。

「ほら。手、貸してみ?」

思わず立ち上がって言葉をかけてみるけど、本人はどうも不服な表情。

「一人より、ずっとやりやすいと思うけど?」

ほら、と再度手を伸ばす。
そっと、なるべくゆっくりと。
黙って取られた手は、先ほどまでの努力のせいか、わずかに熱を帯びていた。

「じゃ、いくよ。ワン、ツー、スリー……」

両腕でなんとかリードする。
何度も間違えていた箇所だって、明後日の方向に運ばれる足を無理やり戻して。
前回に比べれば、かなりの進歩。
だけど、踊っていてふと気づく。
なんで男性パートの練習なんかしてるんだ?

「美奈?……これ、女性パートじゃないじゃん」

見ている時に感じていた微かな違和感はこれだったのか。
美奈はぴくりと体を震わせ、小さな声で呟く。

「だから踊りたくなかったのに」

それは非難めいたものとかではなく、純粋にイタズラがバレてしまった子どものようだった。
ってことは、テストとかそういう話じゃないのか。

「テ、テストは本当よ?……ただ、男性パートを踊れるようになった方が需要があるかなって」
「じ、需要って……」

呆れたというか、その答えは予想していなかった。
需要うんぬんでテストに出ないようなことまで頑張れるのか。
亜美ちゃんが聞いたら、少しでも勉強に回してくれたら、なんてため息つきそうだな。

「いいじゃない。いつ一緒に踊りましょうなんてことになるか分からないし」

なのに私のパートナーは、踊りが上手過ぎて悲しくなる、だって。
いやいやいや、まず日常的に踊りましょうなんてことにならないだろう。

「じゃ、いつ来るか分からない日のためにこんなことやってんの?」
「こんなこと?私にとっては死活問題よ!」

やっぱり、美奈の恋愛観はどこかずれてる。
まあ、美奈の相方だってそれを知ってて彼女を選んだんだろうけどさ。

「それじゃ、もっと楽しく踊らないとな」
「どういうこと?」

こういうこと、と美奈の手を取ってもう一度三拍子を刻む。

ワンツースリー。
ワンツースリー。

ふと美奈を見れば、だんだんと下を向いていく顔。
あぁもう、それじゃ台無しだってば。

「上、向きなよ。あたしなら、足踏まれても平気だからさ」
「いや、でも」

だからさぁ、と体を回転させ、美奈の背後に回りこむ。
その間も、二人の間で刻み続ける三拍子。

ワンツースリー。
ワンツースリー。

「笑って踊れば、多少下手でも楽しいって」

そう、ダンスは楽しく踊るもの。
二人の人間が出会って、初めて成立するもの。
同じリズムを共有して、心を合わせるもの。
だから。

「美奈は笑顔は人を元気にさせるんだから」
「え、ちょ……」

少し強引だけど、腕を振り上げ、相手と向かい合ってフィニッシュ。
美奈はさっきよりずっと良い表情をしていた。
うん、そっちの方がいい。
美奈にとっても、一緒に踊る誰かさんにとっても。

「楽しかっただろ?」
「まあ、ね」





なんとまこ美奈ですってよ←
まあこの二人でしっぽりと……なんて雰囲気は思いつきませんがヽ( ´ー`)ノ
どちらかというと、悪友的なイメージです。
なんだかダンスしている美奈が思いついたので書いてみました……が。
どうなんですかね……。
ちなみに、ワルツなんて踊ったことないのでだいぶ想像が混じってます。
その後のシーン(ギャグ?)が蛇足だって構わない!という方は下へどうぞ。」






――――数日後。

美 「てなことがあったのよ」
レ 「……キザね」
亜 「今に始まったことじゃないと思うけど……」
レ 「まあ、天性のタラシだし?前世もあれで何人の少女が落ちたことか」

美 「あんなのに一瞬でもときめいた自分が悔しいッ」
posted by ひるめ | 21:38 | その他(セラムン) | comments(0) | trackbacks(0) |
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